日付の期間を扱いやすくする PHP ライブラリ DateRange を作りました

ある日付がある期間に含まれているかどうかやある期間とある期間が重なっているかどうかを検査したりする機能を提供するライブラリを作りました。

GitHub
https://github.com/suzuki86/DateRange

GitHub Page
http://suzuki86.github.io/DateRange/

使い方

DateRange::includes()

ある日付がある期間に含まれているかどうかを確かめます。

$dateRange = new DateRange(
  strtotime('2015-10-01'),
  strtotime('2015-10-20')
);
$result = $dateRange->includes(strtotime('2015-10-10'));

var_dump($result); // bool(true)

DateRange::overlaps()

ある期間とある期間が重なっているかどうかを確かめます。

$dateRange = new DateRange(
  strtotime('2015-10-01'),
  strtotime('2015-10-20')
);
$target = new DateRange(
  strtotime('2015-10-10'),
  strtotime('2015-10-25')
);
$result = $dateRange->overlaps($target);

var_dump($result); // bool(true)

DateRange::extract()

期間に含まれる全ての日付を返します。

$dateRange = new DateRange(
  strtotime('2015-10-01'),
  strtotime('2015-10-05')
);
$result = $dateRange->extract();

echo date('Y-m-d', $result[0]); // '2015-10-01'
echo date('Y-m-d', $result[1]); // '2015-10-02'
echo date('Y-m-d', $result[2]); // '2015-10-03'
// ...

DateRange::getOverlap()

2つの期間の重なっている日付を返します。

$dateRange = new DateRange(
  strtotime('2015-10-01'),
  strtotime('2015-10-05')
);
$target = new DateRange(
  strtotime('2015-10-03'),
  strtotime('2015-10-07')
);
$resultDateRange = $dateRange->getOverlap($target);
echo strtotime('Y-m-d', $resultDateRange->startDate); // '2015-10-03'
echo strtotime('Y-m-d', $resultDateRange->endDate); // '2015-10-05'

DateRange::merge()

2つの期間を1つの期間に結合します。

$dateRange = new DateRange(
  strtotime('2015-10-01'),
  strtotime('2015-10-05')
);
$target = new DateRange(
  strtotime('2015-10-03'),
  strtotime('2015-10-07')
);
$resultDateRange = $dateRange->merge($target);
echo strtotime('Y-m-d', $resultDateRange->startDate); // '2015-10-01'
echo strtotime('Y-m-d', $resultDateRange->endDate); // '2015-10-07'

委譲の使いどころ

委譲について調べたので記録を残しておきます。

参考

Rubyでdelegation(委譲)を簡単にする2つの方法 http://qiita.com/w650/items/671cc9c49b2ebf60620d

「継承より委譲」≠「継承使うな」 http://osa.hatenablog.com/entry/2014/08/28/204853

まとめ

  • Ruby では Forwardable モジュールを使用することで委譲をより簡単に行うことができる。委譲そのものは Forwardable を使用しなくても実現することができる。
  • 継承と委譲は同じ目的を達成できるがそれぞれにメリット、デメリットが存在する。
  • どんなときにどちらを使うべきかを理解する必要あり。

特異メソッドから直接インスタンスメソッドは呼び出せない

下記のような書き方をするとエラーになる。

class A
  def self.speak
    say_hello 
  end

  def say_hello
    puts "Hello"
  end
end

A.speak # undefined local variable or method というエラーが表示される。

self.speakメソッドの中で自分自身のクラスをnewすると呼び出すことができる。

class A
  def self.speak
    self.new.say_hello
  end

  def say_hello
    puts "Hello"
  end
end

A.speak # Helloと表示される。

エラーになる理由

インスタンスメソッドインスタンスからしか利用できないため。

qrank に新着記事一覧を追加しました

qrank に新着記事を一覧表示するページを追加しました。Qiitaはログインしないと新着記事の一覧を見られないので、多少便利かと思います。

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f:id:suzuki86:20141102173141p:plain

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export PS1="\[\e[1;32m\]${debian_chroot:+($debian_chroot)}\u@\h:\w\$ \[\e[00m\]"

PS1 の色については下記の記事が参考になりました。
http://babyp.blog55.fc2.com/blog-entry-663.html

追記

tmux を起動した時に反映させるには .bash_profile にも書く必要がありました。